外からの光は網膜を刺激し網膜はそれを信号として脳へ送る。
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●加齢黄斑変性の二つのタイプ
滲出型の加齢黄斑変性では、脈絡膜新生血管を発生します。脈絡膜は網膜の外側にある血管の豊富な膜です。そこから、本来は存在しない新たな血管が網膜側に伸びていきます。 新生血管は大変もろく、そこから血液や血液成分が滲出して黄斑機能を障害します。萎縮型に比べ進行は早く、物が歪んで見えたり、視野欠損、視力低下が起きたりします。
●治療
滲出型の場合
光力学療法(PDT)
従来のレーザー治療では、レーザーのエネルギーで正常な組織までダメージを受けてしまいました。光力学療法では、選択的な治療が可能なので、より副作用のすくない治療が期待されています。
ある波長に反応して活性酸素を発生する光感受性物質を予め投与します。その後、治療目的の部位に光線を照射し、放出される活性酸素で新生血管を閉塞させます。
従来も光感受性物質を使った治療は行われていましたが、体内での代謝が遅く、治療後に暗室に2週間ほど隔離しなければなりませんでした。しかし、最新の光感受性物質はより早く代謝が行われ、より実用的なものになってきています。
VEGF阻害剤(抗VEGF療法)
加齢性黄斑変性の発症原因の一つにVEGFという物質の関与があります。VEGFは、加齢黄斑変性症の患者さんの網膜色素上皮細胞や増殖組織に見られ、異常な血管成長を引き起こし、加齢黄斑変性の悪化につながる原因の一つになると考えられています。
VEGFの働きを阻害し、血管新生を抑える作用を持つ治療薬として、ルセンティスやアバスチンなどがあります。
血管新生阻害剤アバスチン(Avastin)
アバスチンは、血管新生を阻害する薬です。
血管新生における主要な因子であるVEGF(血管内皮細胞増殖因子)と呼ばれる生体内の蛋白質の働きを阻害し、血管の成長を阻害して血管新生を抑える作用を持つ治療薬です。
もともとは抗がん剤として開発されましたが、低用量で眼内に使用すると網膜浮腫を軽減する事がわかり、現在眼科領域でも普及しつつあります。眼内に直接注射します。効果は1~2ヶ月です。
※アバスチンの治療は現在のところ、保険適用外なので自費診療となります。
詳しくは当院までお電話にてお問い合わせ下さい。TEL 045-461-1675
ケナコルトテノン嚢注射
ケナコルトという強力なステロイドを眼球の外側にあるテノン嚢に注射をする方法です。ステロイドは炎症を抑制し、網膜浮腫を軽減・新生血管の成長の抑制します。外来で行え、手軽な治療ですが効果は3~4ヶ月です。
また、眼圧上昇による緑内障の危険性があります。
●加齢性眼疾患の予防
| アムスラーグリッド |
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| 加齢黄斑変性 |
加齢黄斑変性を早期に発見できれば、視力の維持の可能性が高く、また、治療の際のマイナスを軽減することができます。
上図のアムスラーグリッドは、片方の眼を閉じて見たときに、加齢黄斑変性の方は、ゆがんで見えたり、暗く見えたり、見えないマスがあったりするので、定期的にチェックを行い、見え方に異常がないか調べる事で早期発見に役立ちます。
活性酸素
加齢黄斑変性のような加齢性眼疾患の大きな原因のひとつに「活性酸素」があげられています。
私達が生きていく上で欠かせない酸素ですが、体内にある酸素は、代謝の過程で不安定な状態になります。この時の酸素はとても酸化力が強く、近くにあるものと結びつこうとします。これが活性酸素と呼ばれる状態です。活性酸素は細胞や組織を酸化させて、その機能を低下させます。
この活性酸素に対抗する体内物質として抗酸化酵素がありますが、この他に下記にあげる栄養素をバランスよく積極的に採ることで加齢性眼疾患の予防につながります。
東京コンタクト「オキュバイト」