翼状片(よくじょうへん)とは?原因・症状から日帰り手術のタイミングまで解説

「白目の組織が黒目に伸びてきた」「目がゴロゴロして充血が治らない」 それは翼状片(よくじょうへん)という疾患かもしれません。

翼状片は良性の腫瘍ですが、放置すると乱視が強まったり、視力が低下したりする恐れがあります。
本記事では、翼状片の原因や治療法、そして手術が必要になる目安について、年間1500件以上の手術実績を持つ当院が詳しく解説します。

白目が黒目へ侵入する病気

翼状片とは、白目(結膜)の下にある組織が異常に増殖し、目頭の方から黒目(角膜)へと三角形の翼のような形で伸びてくる病気です。

多くの場合、鼻側の白目から発生します。鏡で見ると「白い膜が黒目にかぶさっている」のがはっきりと分かるため、見た目の変化に驚いて受診される方が多い疾患です。

主な症状

翼状片の原因:主な要因は「紫外線」

翼状片の正確な原因は完全には解明されていませんが、長年の紫外線(日光)によるダメージが深く関係していると考えられています。

そのため、予防や進行抑制にはサングラスや帽子の着用で目を保護することが非常に重要です。

翼状片の治療法:目薬と手術の使い分け

翼状片の治療には、大きく分けて「点眼治療」と「手術治療」の2つがあります。

1. 点眼(目薬)による治療

組織を消すことはできませんが、充血やゴロゴロ感を抑えるために行います。症状が軽い場合や、手術を急がない場合は経過観察とともに点眼薬を使用します。

2. 手術による根本治療

根本的に治すには、手術で組織を取り除くしかありません。当院では、再発率を抑えるための「日帰り手術」を行っています。

手術を検討すべきタイミング

翼状片が中央まで伸びきってから手術をすると、切除した跡が黒目に残り、視力が完全に回復しない場合があります。「まだ大丈夫」と思わず、早めに専門医の診断を受けることが大切です。

当院の翼状片手術の特徴

当院では、白内障手術をはじめとする年間1500件以上の豊富な手術実績を活かし、安全で精度の高い翼状片手術を提供しています。

1. 再発を防ぐ「有茎弁移植(ゆうけいべんいしょく)」

翼状片は単純に切除するだけでは再発率が高い(約30〜50%)と言われています。当院では、切除した部分を正常な角膜輪部の移動、結膜で覆う「弁移植」を丁寧に行うことで、再発率を大幅に低減させています。また、重症例、再発例には組織の異常増殖を抑える目的で、積極的にマイトマイシンCを使用し、再発率の低減に努めています。

2. 先進的な機器による精密な手術

顕微鏡下で行う繊細な手術ですが、当院の先進的な手術用機器を用いることで、短時間かつ低侵襲な治療が可能です。

3. 安心の日帰り手術体制

手術自体は10〜30分程度で終了します。お仕事や家事でお忙しい方も、入院の必要なく受けていただけます。術後に消炎処置を十分に行うことで再発率の軽減を達成しております。

術後の経過と注意点

手術は終わってからのケアも非常に重要です。

翼状片の手術前の目の状態
翼状片の手術後の目の状態

白目の変化に気づいたら早めのご相談を

翼状片は「ただの充血」や「ゴミが入っただけ」と勘違いされやすい病気ですが、放置すると視力に影響を及ぼします。

当院では、ICLエキスパートインストラクターや手術経験豊富な医師が、患者さんの目の状態を丁寧に診察し、症状や経過に応じた治療時期をご提案します。

「黒目に何かがかぶさっている気がする」 「最近、急に乱視が進んだ」 そんな不安がある方は、ぜひ一度当院を受診してください。

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解説医師

院長・眼科専門医

秦 誠一郎

専門分野

水晶体・網膜・硝子体手術・特殊コンタクトレンズ

略歴

平成2年3月:東邦大学卒業
平成7年8月:眼科専門医取得
平成23年12月:スカイビル眼科医院院長