眼瞼下垂について

眼瞼下垂とは、まぶた(上眼瞼)が十分に上がらず、視界が狭くなってしまう状態を指します。先天的に生じる場合と、加齢やコンタクトレンズの長期使用などによって後天的に生じる場合があります。

まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)や腱膜が弱くなったり伸びたりすることで、まぶたが下がり、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。

主な症状・特徴

  • 視界が狭くなる(上方が見えにくい)
  • まぶたが重い、開けにくい
  • 額にシワを寄せて目を開けようとするため、頭痛や肩こりが起こることがある
  • 眠そう・疲れているように見える
  • 左右のまぶたの高さが違う
  • コンタクトレンズの長期使用歴がある方は発症しやすい

症状が進むと、無意識に顎を上げて物を見るようになり、姿勢の悪化につながることもあります。

原因

先天性

生まれつきまぶたを上げる筋肉の発達が弱い場合に起こります。

後天性

治療方法

眼瞼下垂は、症状の程度や原因に応じて治療法が異なります。気になる症状がある場合は、まず眼科での診察が大切です。

保存的治療(軽度の場合)

手術治療

症状が中等度〜重度の場合は、まぶたを持ち上げる力を改善する手術を行います。

伸びてしまった腱膜を短くし、まぶたをしっかり上げられるようにする方法。 加齢性やコンタクトレンズによる後天性眼瞼下垂で最も一般的です。

眼瞼挙筋自体を短縮し、まぶたを上げる力を強める方法。

まぶたの筋力が非常に弱い場合に、額の筋肉(前頭筋)の力を利用してまぶたを上げる方法。 先天性の重度眼瞼下垂で用いられます。

薬剤治療

近年では後天性眼瞼下垂の症状を一時的に改善する医療用点眼薬がでてきました。

この薬剤を点眼すると、有効成分オキシメタゾリンが眼瞼挙筋を刺激し、点眼後5〜15分ほどでまぶたが自然に持ち上がります。手術を希望されない方や、イベント前の一時的な改善を求める方にも適しています。

後天性眼瞼下垂治療剤「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」についてはこちらのページをご覧ください。

解説医師

院長・眼科専門医

秦 誠一郎

専門分野

水晶体・網膜・硝子体手術・特殊コンタクトレンズ

略歴

平成2年3月:東邦大学卒業
平成7年8月:眼科専門医取得
平成23年12月:スカイビル眼科医院院長