眼に良い食べ物について

眼に違和感を感じた場合は近くの眼科を受診し、専門医による診察を受けていただくことが重要ですが、普段の食生活から眼に良い成分を摂取し、健康管理を行うことも大切です。
ここでは眼に良いとされている成分と、その成分を補うサプリメントを紹介いたします。

アントシアニン

眼に良い健康食品として、よく登場するのがブルーベリーです。ブルーベリーの青い色素の「アントシアニン」が人間の生理機能を活性化します。網膜には「ロドプシン」という色素体があり、眼に入ってきた光を分解・再合成させます。
その連続が視神経を刺激し、情報を脳に送ります。ロドプシンは眼を使っているとどんどん分解されていきます。また、加齢により徐々に減っていくことが分かっています。

アントシアニンはロドプシンの再合成を活性化させるという研究結果がでています。アントシアニンを摂取することにより、目の疲れが取れ、視野が広がる効果があると言われています。
他には、血管を強くし血液の循環をよくするという機能もあります。

また、ブルーベリーには次に紹介する「ルテイン」という色素も多く含まれており、紫外線や強い可視光線から網膜を保護する作用があります。

  • アントシアニンを多く含む食材:ブルーベリー、シソ、スイカ、ブドウなど

ルテイン

ルテインは網膜の中心、黄斑部に集まる色素「カロテノイド」を構成している大切な成分です。
光を直接受ける眼(特に黄斑)や皮膚に多く蓄積されており、眼の老化を引き起こす活性酸素を抑えたり、テレビやスマホなどから発せられる有害の青色の光「ブルーライト」や紫外線を吸収したりと、網膜の細胞を保護する作用があるといわれています。

体内で生成できない成分で、加齢とともに不足しがちなので、緑黄色野菜などから摂取する必要があります。加齢黄斑変性や白内障など、加齢による眼の病気の予防や改善に働きかけます。

ルテインの1日の摂取の目安としては6mg以上摂る事が望ましいのですが、加齢黄斑変性や白内障などの病気を予防する為には、1日10mgの摂取が望ましいと論文で示されています。

(The Age-Related Eye Disease Study2(AREDS2)Research Group, JAMA.,309,2005-2015(2013))

  • ルテインが多く含まれる食材:緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、小松菜、カボチャ)卵黄など

ゼアキサンチン

ゼアキサンチンはルテインと良く似た構造とはたらきを持つカロテノイドで、強力な抗酸化作用を持ち、人間の体内ではルテインと共に黄斑部に存在している為、加齢黄斑変性や白内障の予防に効果があると期待されています。
黄斑部ではルテインとは異なる分布をしており、より黄斑の中心部に多く存在しています。その為、ルテインと共に意識的に摂取することが大切です。

ゼアキサンチンはルテインと共に1日2mgの摂取が望ましいとされています。

(The Age-Related Eye Disease Study2(AREDS2)Research Group, JAMA.,309,2005-2015(2013))

  • ゼアキサンチンが多く含まれる食材:ほうれん草、とうもろこし、パプリカ

オメガ-3脂肪酸

細胞の形成、細胞膜の合成に係る必須脂肪酸で、青魚などに多く含まれています。

特にDHAは脳と眼の機能に重要な役割を果たしており、脳や眼に関連した様々な疾病の予防と治療に有効ではないかと研究がおこなわれています。

魚油サプリメントはEPAやDHAを含み、亜麻仁油はALAを含んでいます。海産物の摂取による健康的利点に関してわずかな根拠はありますが、オメガ-3脂肪酸のサプリメントは健康的利点は現時点で明確ではありません。

  • オメガ-3脂肪酸が多く含まれる食材:海産物、魚油

ビタミン

眼や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める働きがあります。眼に関しては網膜が光をキャッチして脳に情報を送るロドプシンの元になります。不足すると暗さに順応する機能が低下します。

  • ビタミンAが多く含まれる食材:レバー、バター、卵黄など

脳や神経系統を正常に保ち、疲労回復に役立ちます。不足すると眼精疲労が起こります。

  • ビタミンB1が多く含まれる食材:ウナギや豚肉、イワシなど

ビタミンB12はアミノ酸代謝、核酸代謝、葉酸の代謝に関わっているだけでなく、脳神経や血液細胞など、多くの体内組織の維持に関わっています。
また、眼から入った情報を脳に伝える視神経の伝達能力を高めたり、疲労回復に役立ちます。

  • ビタミンB12が多く含む食材:アサリやカキ、サンマ、レバーなど

皮膚や粘膜の健康維持を助けると共に、抗酸化作用を持つ栄養素です。体の様々な組織に分布し、コラーゲンの合成や毛細血管の維持などに関与する栄養素です。
また、水晶体の老化を防ぎます。不足すると白内障が進みやすくなります。失われやすい水溶性ビタミンのため、補給を欠かさないことが大切です。

  • ビタミンCが多く含まれる食材:イチゴ、アセロラ、ミカン、キウイ、グアバなど

カルシウムの吸収促進、骨の成長促進、血中カルシュウム濃度を調節する役割があります。
その他、免疫機能を向上させる働きがあります。

  • ビタミンDを多く含む食材:いわし、かつお、鮭、卵黄など

脂溶性の抗酸化ビタミンで、細胞膜にあって細胞を酸化から防ぎます。
食生活が偏りがちな方や加齢による変化が気になる方にお勧めのビタミンです。ビタミンCと一緒に取ることが効果的です。

  • ビタミンEが多く含まれる食材:卵、大豆、オリーブオイルなど

目に良いサプリメント

ルテインやゼアキサンチンは普段の食生活では不足しがちな栄養素の為、サプリメントでの摂取がお勧めです。

ボシュロム オキュバイト50+DX

加齢性眼疾患のリスク世代の方向けのサプリメント。

ルテイン、ゼアキサンチン、オメガ-3脂肪酸(EPA、DHA)だけでなく、ビタミンC・E・Dを配合した栄養機能食品です。

ボシュロム オキュバイト プリーザービジョン2

加齢黄斑変性前駆段階の方向けのサプリメントです。

米国で行われた新たな臨床研究に基づき、日本人に適した栄養摂取量を考慮して配合したサプリメント。高用量のビタミン・ミネラルに加え、ルテイン、ゼアキサンチンが適量配合されています。

サンテ グラジェノックス

緑内障の患者様向けのサプリメントです。

松樹皮エキスやビルベリーエキスが配合され、眼圧効果、抗酸化、神経保護、血流改善が期待されます。目だけでなく、関節、更年期障害、認知機能、スキンケアなどに対して、様々な作用が報告されています。松樹皮エキスやビルベリーエキスの成分は体内では生成できません。

ロートクリアビジョンジュニアEX

クリアビジョンジュニアEXは子供の近視進行抑制に効果が期待されているサプリメントです。クチナシ果実由来の「クロセチン※1」と呼ばれる色素成分を含み、摂取することで近視の進行抑制に関する遺伝子「EGR-1※2」を活性化させます。

  • 1 クロセチン:クチナシの果実などに含まれる色素成分。
  • 2 EGR-1(early growth response 1):近視を抑制する遺伝子の一つ。

ロートクリアビジョンジュニアEXについては「こどもの近視抑制」についてのページにて詳しく掲載しております。

サプリメントのご購入について

眼科お勧めのサプリメント

下記ページより眼に良いサプリメントを紹介しています。

ボシュロム オキュバイトDX

解説医師

院長・眼科専門医

秦 誠一郎

専門分野

水晶体・網膜・硝子体手術・特殊コンタクトレンズ

略歴

平成2年3月:東邦大学卒業
平成7年8月:眼科専門医取得
平成23年12月:スカイビル眼科医院院長