緑内障手術(iStent)
緑内障手術「iStent(アイステント)」について
目への負担が少ない「iStent」は、初期緑内障における手術の新しい選択肢として注目されている「MIGS(低侵襲緑内障手術)」のひとつです。
緑内障は、日本人の失明原因の第1位であり、40代以上の20人に1人が発症すると言われる、早期発見・早期治療が非常に重要な病気です。
これまでの治療は点眼薬による薬物療法が中心でしたが、毎日の点眼を正しく続ける負担(アドヒアランスの問題)や、薬の数が増えることによる副作用などの課題もありました。
そして、目への負担を最小限に抑えながら眼圧を下げる手術として、「MIGS(ミグス:低侵襲緑内障手術)」が登場しました。その代表的なデバイスが、チタン製の極小の管を用いる「iStent(アイステント)」です。
スカイビル眼科では白内障手術と併用して行っています。
iStent(アイステント)とは?
iStentは、長さ1mm(新型のiStent inject Wは0.36mm)という、目で見ることが難しいほど小さなデバイスです。
これを目のなかの房水の排出路である「線維柱帯」に留置することで、房水の流れをスムーズにし、眼圧を効率的に下げることが期待できます。


iStent手術のメリット
- 目への負担が非常に少ない: 傷口が小さいため、従来の緑内障手術(濾過手術など)と比較して出血や痛み、合併症のリスクが低くなっています。
- 白内障手術と同時に行える: 白内障手術の際に同時に行うことができ、手術時間も短縮されます。
- 点眼薬の負担を軽減: 研究では点眼薬1剤分程度の眼圧下降効果があることが分かっており、手術後に点眼薬の数を減らしたり、不要になったりするケースもあります。
- 将来の治療選択肢を残せる: 万が一将来的にさらに眼圧を下げる必要が出た場合でも、他の手術を行うことが可能です。
安全性について
生体適合性の高いチタンが使用されているため、長期にわたって目に留置しても問題ないと考えられています。
また、iStent手術は日本眼科学会が作成したガイドラインに基づき、一定の経験と技術を認められ、所定の講習を受けた認定医のみが実施できる治療です。
当院では、アイステント認定資格を有する医師が手術を担当しております。