硝子体手術

硝子体手術とは

硝子体手術は、目の中にある「硝子体(しょうしたい)」という透明なゼリー状の組織を取り除き、網膜や黄斑の病気を治療する手術です。

網膜や黄斑に異常が起こると、視力低下やゆがみ、飛蚊症(黒い点や糸くずのようなものが見える症状)などが現れます。

硝子体手術では、目に小さな穴を開けて専用の器具を挿入し、病気の原因となる出血や膜、濁りなどを取り除きます。

当院では日帰りでの硝子体手術に対応しております。


このような症状はありませんか?

このような症状がある場合、網膜や黄斑の病気が隠れていることがあります。


硝子体手術の対象となる主な病気

黄斑前膜

網膜の中心部(黄斑)の表面に薄い膜ができる病気です。

物がゆがんで見えたり、視力が低下したりします。手術で膜を取り除くことで症状の改善が期待できます。

黄斑円孔

黄斑の中心に小さな穴が開く病気です。

視力低下やゆがみの原因となり、手術によって穴を閉じることを目指します。

硝子体出血

糖尿病網膜症や網膜裂孔などが原因で目の中に出血が起こる病気です。

出血が吸収されない場合には、手術によって出血を取り除きます。

網膜剥離

網膜がはがれてしまう病気です。

放置すると重度の視力障害につながる可能性があるため、早期の治療が重要です。

糖尿病網膜症

糖尿病によって網膜の血管に異常が生じる病気です。

出血や網膜剥離を伴う場合には、硝子体手術が必要となることがあります。


手術の流れ

  1. 点眼による散瞳を行います
  2. 局所麻酔を行います
  3. 目に極小の器具を挿入します
  4. 出血や濁った硝子体、膜などを除去します
  5. 必要に応じてレーザー治療やガス注入を行います

手術時間は病状によって異なりますが、一般的には30分~90分程度です。


術後の注意点

手術内容によっては、目の中にガスを入れる場合があります。

ガスが入っている間は飛行機への搭乗や高所への移動が制限されることがあります。

また、術後は感染予防のために点眼治療を行い、定期的な診察を受けていただきます。


よくあるご質問

手術は痛いですか?

局所麻酔を行うため、手術中の痛みはほとんどありません。

入院は必要ですか?

多くの場合、日帰り手術が可能です。ただし病状によっては入院治療が必要となる場合があります。

視力は回復しますか?

病気の種類や進行状況によって異なります。早期に治療を行うことで、良好な視力回復が期待できる場合があります。


早期発見・早期治療が大切です

網膜や黄斑の病気は、初期には自覚症状が少ないことがあります。

「見え方がおかしい」「ゆがんで見える」「急に飛蚊症が増えた」などの症状がある場合は、お早めにご相談ください。

解説医師

院長・眼科専門医

秦 誠一郎

専門分野

水晶体・網膜・硝子体手術・特殊コンタクトレンズ

略歴

平成2年3月:東邦大学卒業
平成7年8月:眼科専門医取得
平成23年12月:スカイビル眼科医院院長