疾病は早期発見&早期治療が基本。
当院では、未然防止を含めた早期発見のための体制構築に尽力するとともに、皆様の知識が強化されることで早期発見に繋がるのではとの思いから、
主な眼の疾病の概要を掲載させていただいております。
近視の進行予防と治療 | 花粉症(花粉症の原因植物) | 白内障 | |||
加齢黄斑変性 | 前眼部疾患 | 緑内障 | |||
色覚異常 | 結膜炎 | 網膜剥離 | |||
閃輝暗点 | ドライアイ | 中心性漿液性網脈絡膜症 | |||
斜視 | 心因性視力障害 | 糖尿病網膜症 | |||
円錐角膜 | 涙道閉塞 | 眼瞼痙攣 | |||
翼状片 | 結膜下出血 | 眼部帯状疱疹 | |||
飛蚊症 | ものもらい | VDT症候群 | |||
眼に良い食べ物 |
円錐角膜
角膜に起こる非炎症性変性疾患で、角膜の中央部が薄くなり円錐状に突出してくる病気で、その多くは両眼性です。
一般的に10代後半思春期頃に発病し、初期は見え方に軽い変化が起こるだけですが、やがて眼鏡では視力矯正が難しくなります。
●原因
現在のところ、はっきりとした原因は分かっていません。遺伝・アトピー・眼をこする事などが原因ではないかと考えられています。
●治療
◎ハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズの装用により円錐状の突出を抑えます。進行時においては、カスタムメイドの専用ハードコンタクトレンズを処方することもあります。
※円錐角膜用コンタクトレンズの処方は、当院でも行っております。
◎角膜移植
症状が悪化し、ハードコンタクトレンズによる矯正ができなくなった場合は、角膜移植手術を行います。
角膜移植の成功率は9割以上で、移植手術の中では最も良いとされています。
◎角膜クロスリンキング
最近では角膜クロスリンキングと呼ばれる治療法もあります。
これは、角膜にリボフラビン( ビタミンB2) を点眼しながら紫外線を角膜に照射すると、角膜の大部分を占める実質コラーゲン繊維が架橋(クロスリンキング)されます。
これにより角膜の強度が強くなり、今の角膜形状を保持して円錐角膜の進行を抑えることができます。